(1)コンサート・セミナー開催
     2012年度例会等予定
   会報第25号発刊予定

 1月中〜下旬

   寄稿者:戸口幸策 (西洋音楽史家、成城大学名誉教授)/ 当協会顧問 ほか

   第2回「春のア−リ−ミュ−ジック・コンサ−ト」

 3月17日(土)午後7時開演(予定)

会場:
近江楽堂(東京オペラシティ3F)
テーマ:
第1部 3.11追悼祈り (グレゴリオ聖歌を予定)
第2部 復興
出演:
当協会会員の演奏家
演奏活動実行委員会をご参照下さい。)

   第47回例会セミナ−&ミニコンサ−ト

 4月7日(土)午後2時開講〜5時頃(予定)

会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−会議室
テーマ:
セミナ−「中世・ルネサンスの社会と音楽X」
   〜フランドル、ドイツ、そしてスペイン〜
講師:
今谷和徳(慶応義塾大学講師)/ 当協会顧問
ミニコンサ−ト:
午後4時半頃
出演:ミュ−チェンバ−・オ−ケストラ                
桐生ももか、あまね怜
楽器:ライア−、ポルタティフ・オルガン、カンテレ 、フレ−ム・ドラム
*歌、朗読と中世音楽のコラボ

   第48回例会コンサ−ト

 6月9日(土)午後5時開演(予定)午後7時終演予定

会場:
近江楽堂
内容:
「パ−セル、その音楽と生涯T」
出演:古橋潤一(リコ−ダ−)、能登伊津子(チェンバロ)
他にバロック・バイオリン、チェロが参加。

   会報第26号発刊予定

 7月中〜下旬

   寄稿者:戸口幸策(西洋音楽史家、成城大学名誉教授)/ 当協会顧問 ほか

   第49回例会セミナ−&ミニコンサ−ト

 9月29日(土)午後2時開講〜5時頃(予定)

会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−会議室
テーマ:
セミナ−「中世・ルネサンスの社会と音楽XI」
   〜オルレアン朝のフランス〜
講師:
今谷和徳(慶応義塾大学講師)/ 当協会顧問
ミニコンサ−ト:
午後4時半頃
出演:佐野さおり(オルガネット、スピネット)                
小嶋友輝恵(リコ−ダ−、打楽器)

   第3回「秋のア−リ−ミュ−ジック・コンサ−ト」

 11月11日(日)午後2時開演(予定)

会場:
絵本塾ホ−ル
出演:
当協会会員の演奏家(エントリ−受付中
演奏活動実行委員会をご参照下さい。)

 * 詳細は追ってお知らせします。

     2011年度例会

   第46回例会:レクチャ−コンサ−ト
   「天正遣欧使節団とルネサンス音楽VI 最終回」
       (スペイン・ポルトガル・日本篇)
   〜使節団が通った道を音楽で辿るレクチャーコンサート〜


最終回は、使節団がバルセロナに到着後、モンソン、マドリード、コインブラ、リスボンなどを訪れ、日本に帰国します。これらの町々に伝えられた音楽を金澤正剛氏がわかりやすく解説しました。
日時:
2011年11月18日(金)午後7時〜
会場:

ル−テル市ヶ谷センタ−ホール

講師:
金澤正剛(国際基督教大学 名誉教授) 第46回例会
演奏:
S 鈴木美登里、S 櫻田智子、A 穴澤ゆう子、
T 櫻田亮、B 小笠原美敬、
R 古橋潤一、Vihu 高本一郎、
Org&Hp 能登伊津子
プログラム:
1585年8月06日  使節団、バルセロ−ナに到着。

* 話
I バルセローナでの曲
(1)ペレ・アルベルク・イ・ビラ:(ティエント第1番 第1旋法)
Pere Alberch y vila(1517~1582) : Tiento de primer tono 1
*バルセロ−ナ大聖堂オルガニスト
R,Org
(2)ファン・ブルディエウ:(サガラ、とても美しく綺麗)
Juan Brudieu(1520c~1591) : Zagala,mas linda y bella
SSAT+器楽
*「マドリガル集」を1585年にバルセロ−ナで出版。リモ−ジュ生まれ。
カタル−ニャのセオ・デ・ウルジェイの 楽長兼オルガニストとして活躍した。

1585年8月09日  使節団、バルセロ−ナを出発、モンセラ−ト修道院経由でアラゴンの小さな町モンソンに向かう。
1585年9月14日  使節団、モンソンに到着、カタリ−ナ王女とサヴォワ公爵の結婚祝典のためアラゴンに来ていたフェリ−ペ2世にモンソン離宮で謁見。
1585年9月?日  使節団、サラゴ−サに向かう。

* 話
II サラゴ−サでの曲
(3)フィリップ・ロジェ:(イスパニア国王フィリップスのためのミサ曲)
Philippe Rogier(1561c~1596) : Missa Philippus Secundus Rex Hispaniae
抜粋:キリエSATB&アニュス・デイSSATB
*フランドルのアラス生まれの音楽家。フェリ−ペ2世宮廷礼拝堂楽長(1586〜1596)
(4)メルチョ−ル・ロブレ−ド:(キリストが私たちの為にお生まれになった)
Melchor Robledo(1520c~1586) : Christus natus est nobis
*サラゴ−サのセウ大聖堂で長年活躍し楽長になった音楽家。
SATB

1585年9月?日  ダロ−カ、グアダラハラ、アルカラ・デ・エナ−レスを経由しマドリ−ドに戻る。
 天正遣欧使節団が大学都市アルカラで多くの文献・楽譜を入手した可能性がある。
1585年10月  使節団、上旬にヴィラヴィソ−ザに到着。

1585年11月

 使節団、エヴォラ経由でリスボンに帰る。
1585年12月23日  使節団、大学都市コインブラに到着。
第46回例会

III コインブラでの曲
コインブラ大学図書館・写本より
(5)作曲者不詳:ファンタジア
Anonimo:Fantsia sobre un tema de cancion
Org
(6)イエペス作曲:カンサオ
Yepes:Cancao Glosas de Chanson”Je prens en Gren”
R,Org
----------------------休憩----------------------
1586年1月09日  使節団、コインブラを出発、バタ−リャ、アルコバ−サ、ナザレを経由しリスボンに帰る。
1586年4月12日  使節団、リスボン出港。
1586年5月06日 使節団、赤道通過。
第46会例会

1586年9月01日

 使節団、モザンビ−ク到着。 順風を待つ。
1587年3月15日  使節団、モザンビ−ク出港。
1587年5月29日 使節団、ゴア入港。
1587年7月24日  豊臣秀吉によるキリシタン宣教師の日本国外追放令。
1588年4月22日  使節団、ゴアを出港。1588年8月11日 使節団、マカオに到着。
1589年11月22日  ヴァリニャ−ノ「関白秀吉、インド副王使節を厚遇すべし」との報告を受ける。1590年7月29日 使節団、長崎に帰還。
1591年3月03日  ヴァリニャ−ノ、伊東マンショ等が聚楽第で関白秀吉に謁見、インド副王の書状を奉呈。伊東マンショ等四人で器楽を演奏。このとき、アルカラで頂いたクラヴォも演奏した。

* 話
IV 日本での演奏(想像)
 
(7)アントニオ・デ・カベソン:
Antonio de Cabezon(1510~66):
(騎士の歌による変奏曲)
Diferencias sobre”el ,canto liano del caballero”
*息子のエルナンドによって曲集が1578年に出版された。
Org,Dul
(パバ−ナ&ガリアルダによる変奏曲)
pavana Italiana,Diferencias sobre la Galliarda Milanesa
R,Vihu,Org
(8)ルイス・デ・ナルバ−エス:(ジョスカンの皇帝の歌、第四旋法)
Vihu
Luys de Narvaez(?~?) : La cancion del Emperador de quarto tono de Josquin

1597年2月05日  26聖人、長崎西坂で処刑される。1598年 フェリ−ペ2世逝去。

第46回例会

(9)トマス・ルイス・デ・ビクトリア:(レクイエム):
Tomas Luis de Victoria(1548~1611):Requiem
SATB
アンブロジオ・コテス:(イスパニア王フィリップスは死せり) SSATB+器楽
Ambrosio Cotes(1550c~1603) : Mortuus est Philippus Rex Hispaniae
鎮魂ミサ曲=レクイエム:入祭唱〜キリエ〜コテスの哀悼曲〜聖体拝領唱


ビクトリアはルネサンス末期最大の教会音楽作曲家、今年が没後400年。コテスはアリカンテ出身の作曲家。1581年から1594年までグラダナの王室カピリャ楽長として活躍した。1598年フェリ−ペ2世の逝去を悼みこの曲を作曲した。


感想記:
6回シリーズありがとうございました。(1回目は聞きそびれましたが・・・)
最後のレクイエム、美しくて涙が出ました。
いろいろなことがあった2011年をしめくくるのに、ふさわしい曲でした。
(無記名)
  主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
後援:
スペイン大使館     ポルトガル大使館     Instituto Camoes

   第45回例会:コンサ−ト
   「スペインの光の中のビクトリア」

   〜トマス・ルイス・デ・ビクトリア没後400年記念コンサート〜
日時:
2011年8月27日(土)午後4時〜


45回例会
会場:

日本基督教団東京山手教会

監修・指揮:
杉本ゆり
演奏:
Laudesi Tokyo
  合唱 Laudesi Tokyo合唱隊
  独唱 上出朝子、鏑木綾、名倉亜矢子、望月寛之
  器楽 須藤みぎわ(リコーダー)、
坪田一子(フィーデル/ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
譜久島譲(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、 岩附智之(打楽器)
曲目:
1.スペインの光の中のビクトリア
Dum Pater familias (無伴奏単旋律聖歌)−アキタニアネウマに基づく解読
O vos omnes (ビクトリア作曲、1572年 Montecta que partim, quaternis...より)
Alleluia Vocavit Ihesus (Codex Calixtinusより、単旋律聖歌)
Alleluia Vocavit Ihesus (Codex Calixtinusより、2声オルガヌム)
Oi Zabiereki (バスク聖歌、Kantikak, Abbaye N.D.de Bellocより)
San Frantses Jatsukoa (同上)
2.ビクトリアとスペイン神秘主義

Nino Dios d'amor herido (ゲレーロ作曲、ビリャンシーコ)
Vere languores nostros (ビクトリア作曲、1572年 montecta...より)
Veante (16世紀、作者不詳ビリャンシーコ、カルメル会修道院蔵)

3.ビクトリアとスペインのマリア

O virgo (Llibre vermellより、無伴奏カノン)
Virgen Madre (Cantigas de Santa Maria、340番)
Ave Maria a 4 (ビクトリア作曲、Munich, Bayerische Staatsbibliothek, Musiksammlung,
(D-brd-Mbs), Mus.Ms89より)
O Maria (バスク聖歌、同上)
〜器楽〜
Miragres fremo (Cantigas de Santa Maria, 37番)

4.トレドのビクトリア

トレド聖歌 (Intonarium Toletanumより)
Vexilla regis (ビクトリア作曲、合唱+器楽)
トレド聖歌 (Pange lingua)
〜器楽〜
Recercada quarta (オルティス作曲)
Pange lingua more Hispano (ビクトリア作曲、1581年 Hymnis Totius anii...より)
Pange lingua (Intonarium Toletanum)

5.スペイン・ヤコブ典礼とビクトリア

Regi perhennis gloria (Codex Calixtinusより単旋律聖歌)
Laus deo et gloria (Codex Calixtinusより単旋律聖歌)
O lux, et decus Hispania (ビクトリア作曲、1583年 Montecta que partim, quaternis...
より)
Congaudeant Catholici (Codex Calixtinusより3声オルガヌム)
Ad superni (Codex Calixtinusより2声オルガヌム)
Dum pater Familias (Codex Calixtinusより 杉本ゆり編)

(註)




3曲のバスク聖歌、およびビリャンシーコ Veante は杉本ゆりによる編曲
Dum pater familias のアキタニアネウマからの解読、およびCongaudeant の転写は杉本ゆりによる。
Alleluia (単旋律)は、Monumento Monodica Medii Aevi 掲載楽譜による。
2曲の2声オルガヌム Alleluia は杉本ゆりによる解読と転写。

  45回例会
感想記:
土曜日はすばらいコンサートにご招待頂きましてまことにありがとうございました。
杉本さん方の演奏ははじめて拝聴しましたが、古い音楽を研究した上で、現代的な表現をめざす、いうなれば「現代に生きる古楽」のような方向性を感じました。
品川区 男性(会員)
主催
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
後援:
スペイン大使館


9月に当コンサートのライブ録音CDを視聴覚教室のある図書館(東京文化会館音楽資料室、都立中央図書館など)に寄贈致しました


NHK-FM特集番組「黄金時代のスペイン音楽」(2011年12月31日放送)にて、当コンサートでライブ録音したゲレ−ロの作品が音源として使われました。

   第44回例会:レクチャ−コンサ−ト
   「天正遣欧使節団とルネサンス音楽V」(イタリア篇その3)
   〜使節団が通った道を音楽で辿るレクチャーコンサート〜


今回は使節団がヴェネツィアを出発してヴィチェンツァに到着後、マントヴァ、クレモナ、ミラノ、そしてジェノヴァを訪れます。これらの町々に伝えられた音楽を今谷和徳氏がわかりやすく解説しました。
日時:
2011年6月3日(金)19時〜
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−ホール
解説:
今谷和徳(慶應義塾大学講師、ルネサンス音楽史専攻)
出演:
S 鈴木美登里、S 櫻田智子、A 穴澤ゆう子、T 谷口洋介、B 小田川哲也、R 古橋潤一、Lu 高本一郎、
Org&Hp 能登伊津子
プログラム:
1585年7月09日  使節団、ヴィチェンツァに到着。
1583年に完成したばかりののオリンピア劇場に招かれる。後に、この時の情景が壁に描かれ、今日でも我々はその壁画を目にすることが出来る。
44回例会
1585年7月13日 使節団、ヴィチェンツァを出発。ヴェロ−ナ経由でマントヴァに向かう。同日、マントヴァに到着、狩猟、花火大会で大歓迎される。

* 話
I マントヴァでの曲
(1)ジャケス・デ・ヴェルト:(このことを汝らの間にて考えよ)
Giaches de Wert (1535-1596) : Hoc enim sentite in vobis S,S,A,T,B,Lu,Org
(2)クラウディオ・メ−ルロ:(第3旋法のトッカ−タ第6番)
Claudio Merulo (1533-1604) : Terzo tuono Toccata sesta Org
(3)ジャケス・デ・ヴェルト:(美しい森)
Giaches de Wert : Vaghi boschetti S,S,A,T,B,Lu,Hp

1585年7月18日 

使節団、クレモ−ナへ


* 話
II クレモ−ナでの曲
(4)クラウディオ・モンテヴェルディ:(めでたし、マリア)
Claudio Monteverdi (1567-1643) : Ave Maria S,S,A,Org
(5)クラウディオ・モンテヴェルディ:(さあ、愛らしいカンツォネッタよ)
Claudio Monteverdi : Hor Care canzonette S,S,A,R,Lu,Hp
----------------------休憩----------------------
1585年7月?日 

数々の贈り物を頂戴しミラノへ向かう。  

1585年7月25日 ミラノに到着。

*話
V ミラノでの曲
(6)チェーザレ・ネグリ:舞曲(愛の絆)
Cesare Negri (c.1535-after1604) : Catena d’Amore Lu
(7)チェ−ザレ・ネグリ:舞曲(愛の誠実)
Cesare Negri : Fedelta d’Amore R,Lu,Hp
(8)チェ−ザレ・ボルゴ:(カンツォ−ナ“ラ・カリガ−ラ”)
Cesare Borgo(d 1623) :Canzona la Caligara R,Org
(9)ジュリオ・チェ−ザレ・ガブッシ:(笑いは代わる代わるだ)
Giulio Cesare Gabussi (c 1555/58-1611) : Sono i risi a vicenda S,S,A,T,B,Lu,Hp

1585年8月03日

使節団、パヴィア経由でジェノヴァへ向かう。  

1585年8月06日 

使節団、ジェノヴァに到着。


*話


1585年8月08日

使節団、ジェノヴァを出帆し、バルセロ−ナへ向かう。
次回、最終回へ


終わり
感想記:
初めてこのレクチャーコンサートを観ましたが、コンセプトがおもしろいと思った。
普段、きかないような曲だったので新鮮でした。
(無記名)
44回例会
主催
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
後援:
イタリア文化会館

   第43回例会:セミナ−&ミニコンサ−ト
   「中世・ルネサンスの社会と音楽IX」
   〜ハプスブルク家の宮廷音楽活動〜

音楽家が音楽を自由に表現できるようになったのは、19世紀になってからですが、中世からルネサンスの時代では、音楽家は社会の要求に従い、その枠内で自己の内面を表に現していました。それ故に中世・ルネサンス時代の音楽を理解するには、当時の社会がどのようなものであったかを知る必要があります。社会の動きが理解できれば、社会の要請によって生まれた音楽の意味も明らかになると思います。そこで当協会では、今谷先生著「中世・ルネサンスの社会と音楽」(新版)(音楽之友社刊)をベースにCDを聴きながら中世・ルネサンス音楽がヨーロッパ全土に花開いてゆく様を、社会との関わりから立体的に探求していきたいと企画しました。
日時:
2011年4月23日(土)午後2時〜
第43回例会

第43回例会
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−会議室
講師:
今谷和徳(慶應義塾大学講師、ルネサンス音楽史専攻)
ミニコンサート:
梯 孝則氏(ヴィオラ)
 
感想記
本日のルネッサンス音楽の御講義、有意義でした。
大変楽しく聴かせて戴きまして、ありがとうございました。
チェロ組曲 バッハ 素晴らしい演奏で感激しました。
弦の柔らかい響きはとても印象的でした。
ありがとうございました。
(埼玉県 男性)
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会


     2010年度例会

   第42回例会:レクチャ−コンサ−ト
   「天正遣欧使節団とルネサンス音楽IV」(イタリア篇その2)
   〜使節団が通った道を音楽で辿るレクチャーコンサート〜


今回は使節団がボローニャを出発してフェラーラ、ヴェネツィアを訪れます。 ボローニャ近郊のフォルリではダルシマーの演奏を聞いた由。 フェラーラではマドリガーレ、ヴェネツィアではアンドレア・ガブリエーリの16声のミサ曲「グローリア」(日本初演!)を聞いたのでしょうか。
これらの町に伝えられた音楽を今谷和徳氏が分かりやすく解説されました。
日時:
2010年10月30日(土) 午後7時〜
42回例会
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−ホ−ル
解説:
今谷和徳(慶應義塾大学講師、当協会顧問)
演奏:
S 鈴木美登里、S 山村奈緒子、S 櫻田智子、A 穴澤ゆう子、
CT 上杉清仁、CT 青木洋也、T 櫻田 亮、T 谷口洋介、T 長尾 譲、Br 春日保人、B 浦野智行、B 小笠原美敬、Or&Hp 能登伊津子、Dlcim 小川美香子、Sb 宮下宣子、Sb 巻島俊明、
Cornett 中村孝志、R&Fg 古橋潤一
プログラム:
1585年6月22日 使節団、ボロ−ニャ出発、フェッラ−ラへ向かう。

* 話
T フォルリでの曲 ダルシマ−(ハックブレット)の演奏
 (1) ファブリツィオ・カロ−ゾ:<バレット“パッソ・エ・メッゾ”>
  Fabritio Caroso(c.1527/35~1605):Balletto”Passo e Mezzo”
 (2) ファブリツィオ・カロ−ゾ:<バレット“スパニョレッタ”>
  Fabritio Caroso:Balletto”Spagnoletta”
 (3) ファブリツィオ・カロ−ゾ:<バレット“天の百合”>
  Fabritio Caroso:Balletto”Celeste Giglio”                    Dlcim,Hp,R


1585年6月22日 使節団、フェッラ−ラに到着、
フェッラ−ラ城に宿泊。
別荘で狩猟を楽しむ。
中浦ジュリアンが病に冒される。

42回例会

* 話
U フェッラ−ラでの曲 音楽会、舞踏会、典礼
 (4) ルッツアスコ・ルッツアスキ:<あなたを愛しています、私の生命よ> (3声)
  Luzzasco Luzzaschi(1545?〜1607):T`amo,mia vita               S,S,S
 (5)イッポリ−ト・フィオリ−ノ:<悲しげに打ちひしがれたティルシは> (5声)
  Ippolito Fiolino(c.1549~1621):Tirsi dolente e mesto              S,S,A,T,B
 (6) ファブリツィオ・カロ−ゾ:<バレット“エステ・ゴンザ−ガ”>
  Fabritio Caroso : Balletto” Este Gonzaga”                   R,Dlcim,Hp
 (7) ファブリツィオ・カロ−ゾ:<バレット“オ−ストリア・ゴンザ−ガ”>
  Fabritio Caroso: Balletto “Austria Gonzaga”
 (8) ファブリツィオ・カロ−ゾ:<バレット“バッリエ−ラ”>
  Fabritio Caroso: Balletto “barriera”                          Z,Org
 (9) ジャケス・デ・ヴェルト:<イエスはそこを出て>
  Giaches de Wert(1535~1596):Egressus Jesus              S,S,Ms,A,T,B,B


1585年6月25日 フェッラ−ラ公に感謝の印として日本の衣服と大友宗麟の刀剣を贈る。
使節団、フェッラ−ラを出発、キオッジャ経由でヴェネツィアへ向かう。

----------------------休憩----------------------

1585年6月26日 使節団、ヴェネツィア到着、イエズス会修道院に宿泊。
1585年6月28日 使節団、バラッツォ・ドゥカ−レで統領ニコロ・ダ・ポンテに謁見。
1585年6月29日 例年、主の昇天日に執り行われるヴェネツィアの祝典行事を
天正遣欧使節団の日程に合わせてこの日まで延期し、盛大に祝われる。
使節団も行列に参加。サン・マルコ大聖堂でミサも歌われた。
 

42回例会

42回例会
42回例会
42回例会
 

* 話
V ヴェネツィアでの曲 貴族の館、サン・マルコ大聖堂でのミサ
 (10) ジョバンニ・ガブリエ−リ:<陽気に喜び> (8声)
  Giovanni Gabrieli(1553/56~1612):Lieto godea              S,A,T,B+S,A,T,B
 (11) クラウディオ・メ−ルロ:<アニュス・デイ>(12声)
  Claudio Merulo(1533~1604):Agnus Dei             S,A,T,B+S,A,T,B+S,A,T,B
 (12) アンドレア・ガブリエ−リ:<リチェルカ−レ“アンコ−ル・ケ・コル・パルティ−レ
(たとえ別れとともに)>
  Andorea Gabrieli(1533~1585):Ricercare”Anchor che co`l partire”         Org
 (13) ジョバンニ・ガブリエ−リ:<カンツォ−ナ“ラ・スピリタ−タ”>
  Giovanni Gabrieli:Canzon detta la Spiritata                   Z,Sb,Sb,Org
 (14) アンドレア・ガブリエ−リ:<グロ−リア>(16声)
  Andorea Gabrieli:<Gloria>           Z,S,A,T+S,A,Sb,B+S,T,B,Sb+A,T,B,Org,Fg


1585年7月06日 使節団、ヴェネツィアを出発、バド−ヴァ経由でヴィチェンツァへ 向かう。次回へ

終わり

 
感想記
St.Marco大聖堂のステレオ的な音響効果を取り入れた点、非常に良かった。
この種の演奏で、日本を代表する奏者を何人も混じえ、大変豪華。有意義な時を過ごさせて頂き感謝します。
(無記名)
このシリーズが好きで、継続して聞かせていただいています。
素晴らしい演奏で、心が洗われる思いです。
次回も楽しみにしております。
(目黒区 女性)
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
後援:
イタリア文化会館

   第41回例会:セミナ−&ミニコンサ−ト
   「中世・ルネサンスの社会と音楽VIII」
   〜ローマとヴェネツィアの音楽活動〜

音楽家が音楽を自由に表現できるようになったのは、19世紀になってからですが、中世からルネサンスの時代では、音楽家は社会の要求に従い、その枠内で自己の内面を表に現していました。それ故に中世・ルネサンス時代の音楽を理解するには、当時の社会がどのようなものであったかを知る必要があります。社会の動きが理解できれば、社会の要請によって生まれた音楽の意味も明らかになると思います。そこで当協会では、今谷先生著「中世・ルネサンスの社会と音楽」(新版)(音楽之友社刊)をベースにCDを聴きながら中世・ルネサンス音楽がヨーロッパ全土に花開いてゆく様を、社会との関わりから立体的に探求していきたいと企画しました。
日時:
2010年9月18日(土) 午後2時30分
第41回例会
講義する今谷先生

第41回例会 
オルガネットを
演奏する
佐野さおりさん
第41回例会 
スピネットを演奏する
佐野さおりさん
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−会議室
講師:
今谷和徳(慶應義塾大学講師、当協会顧問)
ミニコンサート:
佐野さおり(スピネット&オルガネット)
 
感想記
本の内容に合わせた音楽を聴きながら、講師のお話をうかがえる点がありがたく、理解を深められます。
時間がもっと十分あって曲ももっと聴くことができるとよいと思います。
CDの一覧のようなものを簡単に作っていただくと、たとえば今回のように時間不足で聴けなくても、自分で後日 聴く参考になるのかと思います。
(笠間市 男性)

主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会

   第40回例会:セミナ−&ミニコンサ−ト
   「中世・ルネサンスの社会と音楽VII」
   〜北イタリア諸宮廷の音楽活動〜

音楽家が音楽を自由に表現できるようになったのは、19世紀になってからですが、中世からルネサンスの時代では、音楽家は社会の要求に従い、その枠内で自己の内面を表に現していました。それ故に中世・ルネサンス時代の音楽を理解するには、当時の社会がどのようなものであったかを知る必要があります。社会の動きが理解できれば、社会の要請によって生まれた音楽の意味も明らかになると思います。そこで当協会では、今谷先生著「中世・ルネサンスの社会と音楽」(新版)(音楽之友社刊)をベースにCDを聴きながら中世・ルネサンス音楽がヨーロッパ全土に花開いてゆく様を、社会との関わりから立体的に探求していきたいと企画しました。
日時:
2010年6月5日(土) 午後2時30分
第40回例会

第40回例会
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−会議室
講師:
今谷和徳(慶應義塾大学講師、当協会顧問)
ミニコンサート:
聖アンセルモ・グレゴリオ聖歌隊(勝俣敬二指揮)
 
感想記
今谷先生のセミナーはわかりやすくて、とても知的好奇心を満たすものだった。
ミニ・コンサートは心が洗われるようであった。
楽器なしの歌声の味わいは素晴らしいものだった。
(無記名)

主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会

   第39回例会:レクチャ−コンサ−ト
   「天正遣欧使節団とルネサンス音楽III(イタリア篇その1) 」
   〜使節団が通った道を音楽で辿るレクチャーコンサート〜
今回はポルトガル、スペインを歴訪した使節団が1585年3月1日にフィレンツェ公国、リヴォルノに入港し、ピサ、フィレンツェ、ロ−マ、ヴァチカン、ペル−ジャ、そしてボロ−ニャを訪れます。これらの町々に伝えられた音楽を金澤正剛氏がわかりやすく解説されました。
日時:

2010年4月16日(金) 午後7時

39回例会
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−ホ−ル
解説:
金澤正剛
(国際基督教大学名誉教授、前日本音楽学会会長、 当協会顧問)
演奏:

S櫻田智子、A穴澤ゆう子、T谷口洋介、B浦野智行、
Lu永田平八、Org,Hp能登伊津子、R古橋潤一

プログラム:
1585年3月01日 使節団、フィレンツェ公国、リヴォルノに入港。
1585年3月02日 使節団、ピサに到着。トスカ−ナ公に出迎えられ、宮殿に宿泊。
ビアンカ公妃主催の舞踏会が開催され、伊東マンショは公妃のパ−トナ−、
他の者もそれぞれのパ−トナ−と踊ったという。また鷹狩も行われた。
1.ヴィンチェンツォ・ガリレイ <イスラエルはエジプトから去った>
〜「フロ−ニモ」(1568)より〜
Vincenzo Galilei(1525/29?〜1591) :In exitu Israel de Aegypto
ガリレオ・ガリレイの父ヴィンチェンツォは、1572年にフィレンツェに移り住むまではピサの市民であった。

2.ベルナルド・モンヅィ−ノ(V.ガリレイ編)、<コントラプント第1番>
Bernardo Monzino(1562以後没?) ed.by V.Galilei:Contrapunto primo

1585年3月07日 使節団、フィレンツェに到着、ヴェッキオ宮殿に宿泊。

3.マッテオ・ランポリ−ニ<喜んであなたに敬意を表しましょう>
Matteo Rampollini(1497〜1553頃):Lieta per honorarte
4.フランチェスコ・コルテッチャ<私は命のある限り言い続ける>
Francesco Corteccia(1502〜1571):Io dico e dissi e diro

1585年3月22日 使節団、この日の夜、ロ−マに到着、イエズス会本部に宿泊。歓迎のため
コレギウム・ゲルマニクム聖歌隊により「テ・デウム」が歌われた。

5. ファブリツィオ・カロ−ゾ<バッリエラ、バレット、そしてガリアルダ>
Fabbrizio Caroso(1530〜1605):Barriera,Balletto con Gagliarda
6.ジョヴァンニ・アニムッチャ<最高の慰めであるイエスよ>
Giovanni Animuccia(1520〜1571):Jesu sommo conforto
7.トマス・ルイス・デ・ビクトリア<テ・デウム>〜「聖歌集」(1600)より〜
Tomas Luis de Victoria(1548〜1611):Te Deum
ビクトリアはコレギウム・ゲルマニクムの教師をつとめていた。1578年から1585年までサンジロラモ・デッラ・カリタ教会司祭。
8.チェザレ・ネグリ<優しいブランド>
Cesare Negri(1535〜1604):Brando gentile

----------------------休憩----------------------

1585年3月23日 使節団一行、教皇グレゴリウス13世より帝王の間にて謁見を賜る。
1585年3月25日 使節団、教皇に随行しサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会へ
1585年3月31日 ヴァティカン内のミサに招かれる。

9.ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリ−ナ:ミサ曲
<われらがあがない主イエス>より〜「ミサ曲集第4巻」(1582)より〜
Kyrie憐れみの賛歌、Gloria栄光の賛歌
Givannni Pierluigi da Palestrina(c.1525〜1594):
From "Missa Jesu nostra redemption
10.フランチェスコ・ロニョ−ニ<丘は花盛り>
Francesco Rognoni(16世紀半ば?〜1626以後?):Vestiva I colli

1585年4月03日 使節団、織田信長より贈られた屏風を教皇に贈呈
1585年4月10日 グレゴリウス13世逝去。
1585年4月25日 シクストゥス5世が新教皇に選ばれる。
1585年4月26日 使節団、新教皇に謁見を賜る。
1585年5月01日 使節団、新教皇の戴冠式に参列。
1585年5月29日 教皇が使節に黄金拍車勲章を授ける。
1585年6月02日 使節団、シクストゥス5世に別れの挨拶に参上。
1585年6月03日 使節団、ロ−マ出発、アッシジ経由でペル−ジャへ

11.ヴィンチェンツォ・コッサ<麗しいイザベッラ> 〜「マドリガ−レ集第1巻」(1569)より〜
Vincenzo Cossa(1534/39〜1624):Isabella gentil

1585年6月09日 使節団、ペル−ジャを出発、ロレ−ト経由でペザロへ向かう。
ペザロでウルビ−ノ公に謁見。
1585年6月19日 イモラ経由でボロ−ニャに到着、イエズス会学院に宿泊。

12.ドメニコ・マリア・フェッラボスコ<わたしは若くて魅力的>
Domenico Maria Ferrabosco(1513〜1574):Io mi son giovinetta volontieri
13.アルフォンソ・フェッラボスコ<パヴァ−ヌ>
Alfonso Ferrabosco(1543〜1588):Pavin
14.マルカントニオ・カヴァッツォ−ニ<リチェルカルダ> 〜「鍵盤音楽集第1巻」(1523)より
Marcantonio Cavazzoni(1490頃〜1560頃):Recercarda
15.アンドレア・ロ−タ<アレルヤ、この日こそ>  〜「モテット集第1巻」(1584)より
Andrea Rota(1553頃〜1597):Alleluia,Haec dies

1585年6月22日 使節団、ボロ−ニャ出発、フェッラ−ラへ向かう。

終わり

感想記
金澤先生の大熱唱には驚かされました。
初めて聴く曲が多かったが、作曲家、作品の解説、背景等相変らずの「金澤節」で興味もてました。
声楽陣の意欲的な取組み選曲に少しながら感銘しました。
今日は「拾いモノ」の一日でした。
(無記名)
39回例会
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
後援:
イタリア文化会館

     2009年度例会

   第38回例会:
   「10周年記念シンポジウム&コンサ−ト」
日時:
2009年11月7日(土) 午後5時

38回例会

38回例会

会場:
中野坂上ハ−モニ−ホ−ル
プログラム:
10周年記念イベント開催を告げる笙の演奏 「越殿楽」
演奏:*岩波 滋
(元宮内庁式部職楽部首席楽長、
日本大学芸術学部講師、当協会顧問)
第一部:シンポジウム
テ−マ:「中世・ルネサンス音楽の魅力」
パネリスト:戸口幸策(成城大学名誉教授、
西洋音楽史家、当協会顧問)
金澤正剛(国際基督教大学名誉教授、
前日本音楽学会会長、当協会顧問) 司会兼務:今谷和徳(慶應義塾大学講師、当協会顧問)
第二部:コンサ−ト
中世の音楽:三重奏
「雅楽曲より“抜頭”」、
「ファエンツァ写本より“コンスタンティア”」ほか
演奏:*岩波 滋(笙)、
小川美香子(ハックブレット)、
佐野さおり(ポジティブオルガン)、
勝俣敬二(中世フルート)、
聖アンセルモ・グレゴリオ聖歌隊
ルネサンス音楽T:リュ−ト五重奏
The Earle of Essex Galiard
「エセックス伯のガリア−ド」 (ジョン・ダウランド)
Une jeune fillette「若い娘」(作者不詳)
Mille regrets「千々の悲しみ」(ジョスカン・デ・プレ)
Tant que vivrai etc「花咲く日々に生きる限り」
(クロ−ダン・ド・セルミジ)ほか
演奏:ルネサンス・リュ−ト:永田斉子、上島剛之助、
五十嵐正明、米田 考、テオルボ:中山 徹
ルネサンス音楽U:リュ−ト独奏&リュ−ト伴奏付歌曲
独奏:「シチリア−ナ」(作者不詳)ほか
歌:Lieta vivo e contenta(Isabella de Medici),
Per pianto la mia carne(Leonora Orsini) etc
演奏:*永田平八(リュ−ト)、櫻田智子(ソプラノ)
バロック音楽:独奏&二重奏
「ジョン・ブレイフォ−ド作品集」、
 独奏:木田智之(クラルサッハ、ブレイハ−プ)

「ロザリオのソナタ」より「パッサカリア ト短調」
(H.I.ビ−バ−)
 独奏:*塗矢真弥(バイオリン)

「サラバンド」(G.F ヘンデル=ハルヴォルセン)
 二重奏:*塗矢真弥(バイオリン)、梯 孝則(ビオラ)

*は特別出演。演奏は当協会会員の演奏家にご協力頂きました。

※終演後ホワイエにてワインによる簡単な打ち上げがありました。

感想記
ホールは交通の便が良く、結構でした。
笙との合奏、珍しい演奏でした。
リュートのやわらかな音、別世界にいる様でした。
珍しいケルトハープ、ゴシックハープ等、はじめて聞く音でした。
梯氏のヴィオラの音色美しいでした。
(文京区 女性)

38回例会

38回例会

38回例会

38回例会

38回例会

38回例会
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会  

   第37回例会:セミナ−&ミニコンサ−ト
   「中世・ルネサンスの社会と音楽Y」〜激動のフィレンツェとナポリ〜

音楽家が音楽を自由に表現できるようになったのは、19世紀になってからですが、中世からルネサンスの時代では、音楽家は社会の要求に従い、その枠内で自己の内面を表に現していました。それ故に中世・ルネサンス時代の音楽を理解するには、当時の社会がどのようなものであったかを知る必要があります。社会の動きが理解できれば、社会の要請によって生まれた音楽の意味も明らかになると思います。そこで当協会では、今谷先生著「中世・ルネサンスの社会と音楽」(新版)(音楽之友社刊)をベースにCDを聴きながら中世・ルネサンス音楽がヨーロッパ全土に花開いてゆく様を、社会との関わりから立体的に探求していきたいと企画しました。
日時:

2009年9月13日(日)午後3時30分

37回例会

37回例会
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−会議室
講師:
今谷和徳(慶応義塾大学講師)
ルネサンス音楽史専攻
ミニコンサ−ト:
中山 徹(テオルボ)
 
感想記
ナポリの副王の頃の曲 <2つの渓谷に火をもたらす泉よ>は、あら!これは宝塚歌劇の歌? みたいでした。
教科書の写真や絵画でしか見られない楽器を生演奏が聞けて、ふれることもできて、当協会のセミナーは楽しいです。
(無記名)
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会

   第36回例会:レクチャ−コンサ−ト
   「天正遣欧使節団とルネサンス音楽U」
   〜使節団が通った道を音楽で辿るレクチャーコンサート〜


前回辿ったポルトガルの町々、スペイン国境の町バタホス、グァダルーペ修道院に続き、トレード、マドリード、エスコリアル、オリウェーラ、アリカンテと使節団が立ち寄った町々に伝えられた音楽を、金澤正剛氏のわかりやすい解説とともに楽しみました。

日時:

2009年7月31日(金)午後7時


金澤正剛氏のわかりやすい解説
36回例会
天正遣欧使節のうちの1人
中浦ジュリアンの子孫 小佐々学氏
36回例会
36回例会
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−ホール
解説:
金澤正剛(ICU名誉教授、前日本音楽学会会長)
出演:
鈴木美登里S、櫻田智子S、穴澤ゆう子A、上杉清仁A、
櫻田亮T、小笠原美敬B、能登伊津子P-Org、
西澤央子Vio、古橋潤一R、丹沢広樹Fid、岩村あかねPerc
プログラム:
ヒネス・デ・ボルーダ(1545c〜1604)
 「週日のミサ曲よりキリエ」
ルイス・デ・ナルバーエス(?〜?)
 「モテトゥス"深淵より叫び"」(1539)4声
 「ファンタシア・第5旋法による」
バルトロメ・デ・エスコベード(1510c〜1563)
 「イスパニア王フィリップスのためのミサ曲」6声
アントニオ・デ・カベソン(1510〜1566)
 「アルタの主題によるトレス」器楽合奏
 「パヴァーナ」器楽合奏
エルナンド・デ・カベソン(1541〜1602)
 「変奏曲"甘き思い出、サンドラン作"」器楽合奏
ホセ・ファン・ヒメーネス(?〜1572)
 「バターリャ・第6旋法」
マルティン・デ・ビリャヌエーバ(?〜1605)
 「聖母マリアのミサ曲」より4声
ファン・ヒネス・ペレス(1548〜c1612)
 「主よ私を憐れんで下さい」4声   
フランシスコ・デ・ラ・トーレ(?〜?)
 舞曲「アルタ」器楽合奏   
 
感想記
金沢先生のお話、大変興味深く拝聴いたしました。 歌、とても美しく心にしみました。
又、ルネサンス時代の楽器の演奏がこの様に楽しいものであった事もよく分かりました。
大変楽しいコンサートでした。
中浦ジュリアンの御子孫の方のお話も感銘深いものでした。
文京区 女性    
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
後援:
スペイン大使館 横浜スペイン協会

   第35回例会:セミナ−&ミニコンサ−ト
   「中世・ルネサンスの社会と音楽X」〜中世からルネサンスへ〜    
日時:

2009年6月21日(日)午後3時30分


35回例会

感想記
愛の歌がハート(ハート型の楽譜)の中にあるなんて、楽しいです。
小さいルネサンスギターは、ウクレレみたいにかわいくて、とてもやさしい音ですね。
(無記名)
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−会議室
講師:
今谷和徳(慶応義塾大学講師)
ルネサンス音楽史専攻
ミニコンサ−ト:
小松俊二(ルネサンス・ギタ−)
 

35回例会
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
   第34回例会:コンサート
   「ルネサンスからバロック初期までのメキシコ音楽」

好評でした「天正遣欧使節団とルネサンス音楽I」(ポルトガル・スペイン篇)のレクチャーコンサートに続き、もうひとつの遣欧使節、仙台藩士支倉常長が1613年に日本を発ちメキシコを経由してヨーロッパ大陸に渡りましたが、この時代のメキシコ音楽はどのようなものだったのでしょうか。メキシコ出身の作曲家によるナワトル語やケチュア語の聖歌及びプロセシオン、スペインの作曲家による先住民の音楽教育のために書かれた作品やビリャンシーコをご紹介しました。

日時:

2009年4月10日(金)午後7時

34回例会

34回例会
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−ホ−ル
出演:
櫻田智子S、山村奈緒子S、穴澤ゆう子A、彌勒忠志A、
長尾譲T、小田川哲也B、能登伊津子P-Org、西谷尚己Vg、
古橋潤一R、
プログラム:
ファン・ベルムード(1510c〜a1560)
  六つの小曲集より3曲(先住民の音楽教育用作品)
アントニオ・デ・カベソン(1510〜1566)
  パンジェ・リングァ、マニフィカートの為のベルソ
フランシスコ・ゲレーロ(1528〜1599)
  パンジェ・リングァ(プロセシオン)
エルナンド・フランコ(1532〜1585)
  神よ、私を思い出して下さい
ガスパール・フェルナンデス(1570c〜c1629)
  ベツレヘムの小さな鐘
ドン・エルナンド・フランコ(16世紀末)
  天の女王他(アステカ帝国のナワトル語による作品)
作者不詳
  天国の喜び(インカ帝国のケチュア語による作品)
  おお、栄光の聖母(隠れキリシタンの歌オラショの原曲)
他。
 

感想記
日頃は、オペラや室内楽を聴いています。今日初めて、ルネサンスの生の音楽に触れ、音楽の原点に戻ったような感じで、とても感動しました。これからもまた素晴らしい音楽を聴かせてください。
(新座市 男性)
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会  
後援:
スペイン大使館 横浜スペイン協会  

2008年以前のコンサート・セミナーの模様はこちら

<PAGE TOPへ>